『思い出さがし』 124・習い事③
いろんな習い事に関心を持ち、やってみる子がいます。そして何をやっても2、3回でやめてしまう子もいます。でも1つのことを何年もやり続ける子と、何をやっても三日坊主になってしまい人間性まで否定される子がいます。中には子どもが自分から行きたいと言い出しておきながらすぐイヤになる子は親としては認めたくないのでしょう。無責任な悪い子、信用できない子として叱りつけて通っている子がいます。親の中には色んなことをさせてみて、その中から選んでそれを続けさせる人が多いようですが、どこかで一度つまづくとイヤになり体調を崩す子さえいます。子どもは、ひとりひとり違いますから、これといったマニュアルがあるわけではありません。親の価値観が問われるところでしょうね。指導者との関係もあるようですし、友だちとの関係もあることでしょう。30年も昔になりますが、我が家に遊びに来る息子の友人達は全員腕時計を持っていました。塾や習い事の時間を気にしてのことでした。5時頃になると時計を見て「じゃーなー。」と帰り出す子がどんどん増えて、夏休み30人位の友人達が潮を引くようにいなくなるのです。習い事をしていない子や、夜遅い学習塾の子達2、3人でボールを蹴ったり投げ合ったり話し合ったりする光景をよく見ました。スポーツクラブに入るようになると習い事が続かなくなり、中学生になると習い事の継続は少なくなるようです。
2014年06月20日 23:21