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前園長日記/和田節子ライブラリー

『思い出さがし』 224・子どもの自己防衛⑤

子どもは自分を守るためにウソをつきます。そして、それが成功するとウソをつくことが後ろめたくなって、自分を責める感情が薄くなる場合が生まれます。でも、ウソをつかざるを得なかった自分を分かってくれていると感じると、正直に話すことを選ぶようになります。私も厳しく問いつめられて思わずごまかしてしまった時は「また!!ウソでしょう!親の目をごまかす子はこの家におくわけにいかん!」と怒鳴られた時、恐くて必死に自分が有利になる様に架空の子の名前を口にして、その子のせいにしたことがあります。母は「フーン」と言って黙っていましたが、きっと呆れていたのかも知れません。私はそんな自分が情けなくて、暗がりの部屋の中で泣いていました。それを見つけた叔母のトコちゃんが見つけてくれて優しく声をかけてくれました。「せっちゃん、辛いことあったんか?自分のこと嫌になったんか?」その声で私の心は扉を全開にし、トコちゃんの胸に飛び込んで泣きました。そんな私を黙って抱きしめてくれて背中を優しくなで続けてくれました。「この人のためにも、もう二度とウソは言わないでおこう!」と思いました。子どもは小さなウソを自省しているのです。それを強く責め続けられたり、罰を与えられたりすると、自分を守ろうと思わずついてしまうウソがあります。言い訳であることもあります。それを追求すると言い訳やウソはエスカレートします。自分を守りたいからです。この時、守ってくれる人が現れると、下手な言い訳とウソを言っている自分を分かって守ってくれた人への信頼感となり、家族の中で素直になれる場所を見つけて、正直な子になって行くのではないかといつも考えています。
2016年06月26日 23:57

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