『思い出さがし』 189・変わった子①
「変わった子」と言われた仲間に吾が子の5人も入っていました。長女は食事が遅くて、2時降園で迎えに行くと、まだ食べていて先生に大変ご迷惑をおかけしました。みんながお帰りの用意をしている間にも、その様子を見ながら最後まで食べているのには、子ども達にとっても変な子と思わせていたようです。「内の恵子知らない?」と聞くとみんなが「まだお弁当食べているよ。」と口々に伝えてくれて「『がんばるから先に帰ってて』言われたんよ。」と教えてくれる仲良しさんもいたのです。申し訳なくて教室をのぞくと、先生と何やら話し合いながら食べている吾が子を見てうろたえた日がありました。次女は生後9か月位から歩き出し、誕生日前には砂浜を走って「暑い、暑い。」と叫んで波打ち際まで辿り着いていました。3才上の姉がいじめられると三輪車に乗ってドライバー片手に反撃しに行く子でした。その時の写真が今も残っていて話題になっています。そのくせワンパクな男の子をいつの間にか味方にして女番長になっていたりして男の子と同じ遊びが大好きでした。そのためか、どの写真も『赤ちんき』をつけた顔や手足がしっかり写っています。ワンパク坊主とけんかをして何度も謝りに行ったこともあります。とにかく考える先に行動する所があり、友だちがいっぱいで親も名前を覚えることができないほどでした。コミュニケーション力の大きさは今も変わらず変な子の面目躍如です。
2015年10月19日 23:57