『思い出さがし』 ⑧再びおこづかいについて
1年生のおこづかいの様子は、他のクラスでもそんなに違いはありませんでした。お遣いに行った時のおつりをおこづかいにしている子もいましたが、万札を持ち出す子はいません。
「ぼくのお兄さんは学童野球に行っているので、毎日50円もらっているよ。帰りにアイス食べるんやて。」と言う子もいて、おこづかいについての関心は高く、
中学へ行ったら決まった金額をもらうのだと期待していました。参観日の懇談で、沢山の方からおこづかいについてご意見や感想が出ました。
上級生を持ったお母さん方からは、持たせていない子は持っている子のあとにくっついて食べ物をもらっていたり、拾った10円をだまって使ったりした話を聞き不安ですという声が多くありました。
上の子に高校生と中学生のいるあるお母さんは「親がしっかりしたお金の管理をしていて、持たせても持たせなくても、親の考えをしっかり伝えることが大切だと思います。
うちの子は高校生で自転車で通学しているので、必要なお金を必要なだけ持たせいますが、中学生は1ヵ月1000円ほしいといい、きちんとおこづかい帳を自分で作って見せてくれています。
学校へ出すお金は、お父さんに必ずお願いしますと言って納入袋を出し、ありがとうと言って学校へ持って行かせています。下の子はこの2人の兄を見て、自分で方法を選んでくれるのを待っている所です。」と静かにおっしゃったのが印象的でした。